2006年06月12日

堪能・・・

去る土曜、新良幸人プレゼンツ「一合瓶ライブ」へ行ってまいりました。
ことしの出演者は、ワルツのボーカル・ローリーに、やちむん、下地勇、高良結香。

今年で16回目を迎えたそうです。
第1回は1991年。
自分が一体何回見ているのかよくよく考えてみたら、
なんと第1回と第2回しか見てないことが判明。
その後の自分の居場所を思い起こせば、6月のこの時期には沖縄にはいなかったから。

それなのに何度も見ていたように錯覚していたのは、
たぶん、今はもうない酔ingの、別の数々のライブと混同していたんだろう。

自分が非常に、物を忘れるタチであるということを、最近とみに実感する。
悪いことは忘れればいいけど、
楽しかったことや大切な思い出まで、なぜ忘れるのか、と自分を責めたくなる。
(20代前半で飲みすぎたか・・・)

それでも、覚えていた。体が、というべきか。
新良幸人withサンデーもワルツも、私は89年に知ったから、
わりと初期のファンで、当時はほとんど追っかけだったと言っていいと思うけど、
土曜、この2人の歌声は、この10何年ものブランクの間もずっと、
私の皮膚のさらにその下に染みこんでいたということを思い知らされた。

2人ともCDがあるんだから、G国でも聴けばよかったのだけど、
持っていても私は殆ど聞かなかった。
それはやっぱり、ライブの空間での生の声を欲していたからだったと思う。

でもただ懐かしいという感傷だけではなかった。
人が円熟する、というのを始めて身近で体験したような気がした。
ローリーはすさまじい。本当に凄い。
幸人は正直、はやいとこ2時間くらいどっぷりと、
新良幸人withサンデーだけのライブを聞かせてもらわないと、
まだこのココロのスキマを埋めてもらえないかも。

ほかの出演者の方達は。
やちむん。
なつかしの「パイプラインそば」やあるでん亭のメニューから生まれたあの歌は聴けなかったけど、
できたてホヤホヤの最後の曲「僕の沖縄四半世紀」は名曲になると思う。
がんばって25番まで作ってくださいね。

下地勇さん。
遅ればせながら、はじめて聴きました。
あの機関銃のような、ミャークフツ(宮古方言)の洪水は圧倒的。かっこいい。
「まるでヨン様のように女性に人気がある」と評していた人がいたので、
もっとソフトな曲や声を勝手にイメージしていたのだけど、
ぜんっぜん違った。すごい男くさい!!(もちホメ言葉です。男は男くさく!!)

高良結香さん。
すごい声です。
絹、よりはもっと厚い生地、ベルベットのような手触りの。
ローリーの大ファンである彼女が、デュエットしながら、
恋する乙女の瞳でローリーを見つめていた、素敵。
ブロードウェイでの成功を祈っています。


堪能しました。
子供を見てくれたY、この場でホントに、ありがとう。

私の現状では、ライブ通いなんかとても無理だけど、
せっかく沖縄にいるんだ、またそのうち行こう。



Posted by リュウキュウナキヤモリ at 19:18│Comments(5)
この記事へのコメント
リュウキュウナキヤモリさん

一合瓶ライヴ、楽しかったですね。
えっと、私は1994年の6月から1年弱、那覇で一人暮らしをした時期があったのですが、その時、ナキヤモリさんとほとんどすれ違いでしたけど、一部重なってる時期があったんですよ。
ナキヤモリさんとはその時はお姿を拝見する程度でほとんどお話をしたことがなかったのですけれど、あなたの送別会をやると仲間たちが言っていたのを私はよく覚えています。
この年の一合瓶は観られなかったんですね。
でも、何度も言ってしまいますが、ナキヤモリさんが琉笛(明笛?)を吹いている姿を、私は、酔ingのあの空気と共に、今でも思い浮かべることができます。
あれからこんなに月日がたって、今ここにいることがとても不思議ですけど、それぞれ状況は変わっても、こうしてみんな、ここにいることが、とても幸せだと思ううみかじです。
Posted by うみかじ at 2006年06月13日 00:42
凄く楽しいライブだったようですね。^^

>もっとソフトな曲や声を勝手にイメージしていたのだけど、
>ぜんっぜん違った。すごい男くさい!!(もちホメ言葉です。男は男くさく!!)

私もこの前あった、ラジオの公開番組で
初めて下地勇さんの生の歌声を聞いたのですが
同じく『顔に似合わず男くさいな~』って思いました。^^

あと、高良結香さんの歌で結婚式のCMに使われている曲いいですよね~。
それも歌われてました?
Posted by ◆ミネ58◆ at 2006年06月13日 14:33
>うみかじさん
たぶんうみかじさんが<通い>だったころから何度も会ってますよね。
でも94年は、沖縄に戻ったのは確か8月頃だし、翌年は6月にはもう名古屋に帰っていたので、一合瓶の時期ははずしてしまったんですね~
そしてその95年に、私はG国へ渡ったんでした・・・
しかしこうして昔のこと思いだすと、経ってしまった時間にびっくりしますね、ホントに。

>ミネさん
体調復活ですか?
下地さんの人気の秘密は、けっこうこの意外性にあるのかもしれないですね~
声も太いし声量もあるし、そして意味がまったくわからないので、曲によっては南米のフォルクローレ歌手と言っても知らない人を騙せそうです。
高良さんの、そのCMがわからない・・・ 
これから気をつけてみます。
Posted by リュウキュウナキヤモリ at 2006年06月13日 19:43
ええ、一合瓶おわったの??

しょっくーーー。
土曜日、なにしていたんだろう。
たぶん、ぼーとしていただけ

いや〜ん

しょっくーーーー
Posted by コトリノヒルネ at 2006年06月15日 13:29
>コトリノヒルネさん
うっそ~~~知らんかったわけ??
マ○ミが行かないとか言ってたからてっきりそっちも知ってると思ってたー。
ひとりぼっちで行ったから、アンタがいたら随分心強かったはず。
残念・・・・・・・ 
Posted by リュウキュウナキヤモリ at 2006年06月15日 22:16
 
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