2006年11月30日

えひのおもひで

仕事から帰って来て朝刊をパラパラと見ていた。
(例のごとくウチは片親家庭割引料金で夕刊なしだ)

南城市で、漁師の方がエイに刺されたそうな。
えひのおもひで


実は私も、エイに刺されたことあります。

めっちゃ痛かったです。


あれは確か、子供たちがずっと幼かった頃、5、6年前だったでしょうか。
G国にて、友人達と海へ遊びに行ったのですよ。


その日のその時間帯が、たまたま大潮の一番潮が引いていたときだったんでしょう。
海岸にはよく遊びに行きましたが(ほかに娯楽がないんだな、これが)、
その辺りは初めていった場所でした。


とにかくすごい遠浅だったのです、
そして数センチの深さしかなかった海水の底は、泥。
長男の手を引いてかなり沖まで出、ばちゃばちゃと歩く私の右足の甲を、
なにか、吸血鬼のようなものすごく鋭い牙を持つ生き物が咬んた!!
と思いました。
こう、ハブみたいに尖った2本の牙で、ざっくり咬まれたようなイメージの感触だったんですね。

あまりの痛さに半分パニくりながらも、
とにかく手を引いていた長男を、海から出さなければならないと思い、
慌てて浜へ引き返したのでした。

足の甲を見てみると直径5mmくらいの穴が2つ、
開いていて、どんどん血が出てきます。

今思い返してもムカつくのは、
内陸育ちのダンナやその友人たちが、
なーに、塩水でもかけときゃ収まるよ、みたいなこと言ったことでんなー。
こちとら感情表現の控え目なアジア人なんで(アジア人が必ずしも控えめではないか・・・)、
ぎゃーぎゃー叫んだりせずにじっと痛みをこらえていたりすると、
痛くなさそうに見えるんでしょーかねー。
それはそれはものすごい痛さだったんですけどね。
あとから思い返して、出産より痛かった、と思ったものです。

そんな私を見て心配してくれた女の子の友人が、
ものすごく痛そうだよ、病院へ行こう、と強く言ってくれたおかげで、
病院へ行くことになりました。


彼女の肩に支えられて歩く私を見て、地元のおじさんが、
「あ、エイにやられたねー。すごい痛いでしょー。」
と言った・・・。
痛みをわかってくれるのはうれしいけど、
刺される前に注意喚起してくれ!! と思ったのでした・・・。


さて、その海岸はけっこう町から遠かったので、
車を飛ばしても1時間以上かかりました。
その間、助手席で痛みをこらえる私の右足、
だんだん付け根まで麻痺していき・・・。


その麻痺も、数時間したらおさまったのですが、
もしあの時刺されていたのが子供だったら、
と思うとぞっとします。
私の片足を麻痺させるような毒があるのなら、
幼児の心臓を麻痺させえたかもしれない、って思って・・・。


病院ではエイに刺されたための特別な治療はないとのことで、
大事をとって破傷風の注射と痛み止めを処方してくれただけでした。
その後その穴は、ずいぶん長い時間をかけてふさがり、
今も私の右足の甲に、その痕跡をとどめています。


2本の牙だと感じたのは、すばやくエイが毒針のある尾をひるがえし、
ほとんど時間をおかずに2回刺したからだろう、とあとで誰かに言われました。


南城市の漁師の方が刺されたのは、胸(!!)というではないですか。
すごーーく、痛かったでしょうねー・・・・・・・・・・・・・。
お察しします・・・・・・・。 
お大事に・・・。



Posted by リュウキュウナキヤモリ at 21:36│Comments(5)
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この記事へのコメント
クマバチに刺された事があるおいら・・・
あの時あがーあがーしてたのを思い出しました。
Posted by ありんくりん at 2006年12月01日 01:23
海にはいろんな毒をもった生物が沢山います・・・
ここ 沖縄にも沢山・・・ 海で遊ぶ場合は注意が必要ですね・・

でも 「エイ」に刺されるなんて・・滅多にない事・・
貴重な?体験かもよ^^

しかし エイもすごいね~ 一瞬で2度刺すんだから・・・
まさに 「エイッ!エイッ!!」ってな感じ?(笑)
Posted by ハーリー at 2006年12月01日 06:25
>ありんくりんさん
あの・・・アンモニア事件の時ですか? 
クマバチだったんでしたっけ?
うーん、出産とどっちが痛かったです?(笑)

>ハーリーさん
ホント、ハブクラゲとかね~。
昔海に潜って、ミノカサゴがあんまり優雅だったんで追いかけて触ろうとしたこともあります、あとで叱られました・・・ おバカでした。
あの「エイッ!エイッ!!」(笑)って刺し方はねー、ほんとに、言われても、2回に分けて刺されたとはとても信じがたいものでしたよ。
Posted by リュウキュウナキヤモリ at 2006年12月01日 17:57
人の痛みがわかる、ってこういうことなのですよね。
拝読して、実際に自分の身体や心に痛みを持ったことがある人しか、他人の痛みはわからない、と思いましたよ。

このことは、いじめやら、基地問題やらにも、通じることなのだと思います。
Posted by 干瀬のまれびと at 2006年12月04日 09:34
>干瀬のまれびとさん
お返事が遅くなって申し訳ありません。

そうですね・・・・ でも、漁師さんの痛さ、あの痛みが胸部というのは、
ちょっと想像を超えます~~!

自分が経験したことがなくても、他人の痛みを想像できるような人間でありたいと思いますよね。
Posted by リュウキュウナキヤモリ at 2006年12月07日 17:54
 
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